川口のぬとりブルーイングの「重富 寛」イベント行ってきました
二回目の「ぬとり」

2/18(日)は去年以来2度目の川口のブリュワリー、「ぬとりブルーイング」へ行って来ました!
ぬとりはコロナ禍の2021年に醸造を開始した川口のブリュワリーです。
川口は行く機会もなく、去年ようやく醸造所に行けたブリュワリーです。
さまざまなスタイルのビールを作っていて、フードも豊富で長く楽しめるお店でした。
今回は2回目の訪問となります。
ただ、失礼ながら今回の目的はぬとりのビールというより、「重富さんの注ぐ黒ラベル」が最優先だったりします。
「重富 寛」の注ぐビール
重富さんは優秀なビールの注ぎ手として有名な広島の方です。
注ぎ方を使い分け、大手量産ピルスナーをのど越しの良いドライで爽快感のあるビールから、麦芽の甘みを感じさせるマイルドな味わいのビールまで、繊細にコントロールして提供してくれる方です。
広島にはビア活で過去数回訪れていて、お弟子さんが注いでいる広島駅にある「ビールスタンド重富ekie」では飲んだことがあるのですが、重富さん自身のいる「ビールスタンド重富」は行列が激しくいつも諦めており(やはりクラフトビール巡りに時間を割きたいので…)、重富さんが注ぐビールを実際に飲んだことがありません。
広島へ行かずともその重富さんが注ぐビール(今回はサッポロ黒ラベル=川口と言えばサッポロ!)を飲める、と言うことで今回は電車で川口駅までいき、そこから10分ウキウキウォーキングして向かいました。
14:30に到着→入店は17:00
この日は14:00オープンということで14:30頃訪れたところ、すでに長い行列ができていて名簿に名前を書いて順番を待ちました。

名前を書けば行列から離れても有効なシステムでしたので、川口駅まで戻り、駅近くの「ロコピコ珈琲」に入ってフレンチプレスのコーヒーとスフレパンケーキで時間をつぶし、そろそろかなと16:30に戻ったあと、そこから30分ほど待って結局17:00過ぎに入店できました。
普段ぬとりは滞在時間制限がないのですが、この日は特別に「最初のオーダーから60分でラストオーダー、90分で退店」というルールでした。
見る限り、みんな時間いっぱいまでビールと会話を愉しんでいる様子でした。
入店直前に首からぶら下げる注文カード(番号とQRコードが書かれており、スマホで読みんでメニューを開いてそこから注文、お会計)を受け取り、席に着き、文字通り待ちに待った注文です!
今回選べる注ぎ方の種類は4種類+ミルコ
スマホの電子メニューを見ても注ぎ方の表記がなかったので店員さんに聞いたところ今回は下記4種の注ぎ方と、「ミルコ」という泡だけのビールが注文できるとのことです。
広島の「ビールスタンド重富」では。、これに加え「シャープ注ぎ」(苦みと炭酸を封じ込めたキリっとシャープな味)が選べるようです。
※味わいの説明は公式ページからの引用です
(1)一度つぎ
今日の一杯目におススメ。ビールが喉を駆け抜けるような爽快感。
(2)二度つぎ
一度つぎの爽快感にビールのうまみをプラス。
飲み飽きないうまみと苦みのベストバランス。
(3)三度つぎ
ビールの炭酸を適度に抜き、麦芽の甘味を感じやわらかい味わい
(4)マイルドつぎ
ビールの苦み・炭酸を抑え、やわらかな口当たりの泡に少し甘い味わいのビール
(5)ミルコ
ビールの泡だけを飲む、新感覚。
チェコでは「ムリーコ」と呼ばれています。
重富さん注ぎ全種+ぬとり1種を飲みました
最初は両極端な飲み比べをしたく、「一度注ぎ」と「マイルド注ぎ」を同時に注文しました(ともに750円です)。
提供時間は一度注ぎは「すぐ」とマイルド注ぎは「3分」と書いてあったのですが、気持ちを汲んでか同時に出してもらえました。うれしい。
広島フードの「がんす」と「花ソーセージ」も頼みました。

まずは右側の「一度注ぎ」から飲みました。
キレのあるいつもの黒ラベル、といった感じです。
しかし、明らかに居酒屋などで飲む黒ラベルよりフレッシュで麦芽の甘味も感じやすいです!
さすがは「ぬとり」、大手量産ピルスナーと言えど、工場出荷時のフレッシュさを保つための努力を惜しんでいないのでしょう。
ビールは「温度」と「時間」と「揺れ」と「光」で劣化すると言われています。
工場出来立てが100%で、そこから時間の経過や配送時の揺れ、高温などで劣化していきます(樽や缶なら光の影響はほぼ無視できるでしょう)。
特に温度が重要で、やはり「冷蔵保管」がフレッシュさを保つキーになります。
スーパーなどは夏場でも常温保管しているのでビールのおいしさが損なわれていきます。
ビアバーやブリュワリーは絶対に常温保管などしないので、そのビールのベストな味を楽しめます。
話が逸れました、注文したビールに戻りましょう。
続いて左側の「マイルド注ぎ」を飲みましたが…苦みが少なく麦芽の甘味を感じられ、刺激が少なくいくらでも飲んでいられる味わいでした!
これは感動しました。
ビールが苦手な人に一番おすすめしたいし、ぜひ飲んでいただきたいビールです。
…と、サーブ仕立てでは明らかな味の違いに感動しましたが、数分置くとどちらも同じような味わいになってきましたね。
一度注ぎの方も泡が少なくなり、炭酸が抜けてきた結果でしょう。
特に一度注ぎ、二度注ぎの味の違いを楽しめる時間は「最初の1~2分」と思ってサーブされたらすぐ飲むのが良いでしょう。

次に頼んだのは「三度注ぎ」です(750円)。
泡がこんもりしてますね。
「キリンシティ」なんかは常にこの「三度注ぎ」で注いでますね(大学時代はキリンシティでバイトしていました)。
「マイルド注ぎ」よりは幾分ドライで、甘みの中で刺激も楽しめます。

3杯黒ラベルが続いてちょっと違うビールを飲みたくなったので、ここでぬとりの「遠野とぬとり」を注文しました(中サイズ750円)。
これは重富さんでなく、いつもどおりぬとりのスタッフが注いでくれます。
スタイルは「フレッシュホップラガー」でアルコールは5.3%です。
岩手産のセンテニアルホップをアロマホップで使ったシンプルなラガービール、とのことです。
黒ラベルと比べて麦芽の甘味がより感じられたし、ホップによる柑橘系の香りとコクとすこしの苦みが味わえました。
材料をケチらず求めている味を優先して醸造したビールはやっぱ全然違いますね。
うまい、の一言です。

5杯目は泡だけのビール「ミルコ」です(400円)。
ビール自体の量が少ない分、安いです。
実質0.5杯分ですかね。
「ネタ用かな?」と思って昨年訪れた広島駅の重富ekieでも頼まなかったのですが今回はせっかくなんで頼んでみました。
グラスを傾けてもきめ細かいクリーミーな泡を飲めました。

上空から見ると泡が綺麗ですね。

そして泡を少し飲んで三分経過したあとの姿がこちら。
泡がだんだんとビールへ変わっていきます。
クリーミーな泡を思う存分飲みたい人は来たら一気に飲んだ方がいいでしょう。
僕は「やっぱ泡はそんなにいらないかぁ」、と思ってこのようにフォルムチェンジさせました。

そして最後は「二度注ぎ」(750円)で締めました。
ここまで飲んでくると些細な味の違いがわかりませんね(だって黒ラベルだもん)。
おそらく一度注ぎより苦みと炭酸が少し抜けて爽快感がありつつ甘味を感じられる味だったのでしょう。

途中ではっさくと大根の和え物も頼みましたよ。
八朔の粒がぷりぷりしててうまかったぁ!
17:45退店、ごちそうさまでした!

席は最長18:30まででしたが、重富さんの注ぐビールを堪能できたので17:45に会計して退店しました。
せっかくだから「ぬとり」のほかのビールも飲みたかったけど、外にはまだ行列ができていましたしね。
人気店での長居は無用です。
今回初めて重富さんの注ぐビールを飲み比べしましたが、確かに注ぎ方による味の違いを感じられ、面白かったです。
特に「マイルド」が衝撃的でした!
もし一杯しか選べないならこれですね。
なお、黒ラベルの樽が売り切れたら「ぬとり」のビールを重富さんが注ぐ、という展開になったらしいですが、
僕が帰るまでにその瞬間は訪れませんでした。
重富さんがIPAやスタウトをどう注ぐのか、どんな味になるのか気になります‥。
そんなイベントやってくれないかな。
また、重富さんがSNSでメーカーさんへ「缶ビールの”飲み口”を”注ぎ口”と呼ぶようにしましょう!」って提言されていました。
確かに、この呼び名が浸透すれば缶に直接口をつけて飲む人が少なくなってビールのうまさを知る人が増えますよね。
僕はいつも「缶ビールと瓶ビールは香りを楽しむために必ずグラスに注いで飲んで!」って友達とかに押し付けているのですが、
“注ぎ口”に名前を変えるというのは押し付けずに自然と習慣を変えさせるもので、上品な提案だなと思いました。
今回は初めてゆえ欲張って飲んだので最後の方は味がぼやけてしまいました。
ビア活で来月(3月)に広島へ行くので、その時に時間に余裕があればビールスタンド重富へ行き、「マイルド注ぎ」だけサクッと飲んでみようかなと思います。























深い!ビールの世界深すぎる!そもそも注ぎ方で味が変わるとか凄すぎる!
学生時代バーでアルバイトしてましたが、ビール注ぐのって難しいんですよね〜(^O^;)
思い返してみるとビールの注ぎ方に2度つぎ3度つぎってあった気が・・・・
ええ、二度注ぎ、三度注ぎってキリンシティや銀座ライオンあたりでも宣伝してますよね!
シャープ注ぎとかマイルド注ぎなんかは重富ならではですね。
注ぎ方による変化はクラフトビールでは乏しく、炭酸が強くて味が薄めな大手量産ピルスナーに対して有効な味わい方ではあるのですが、おもしろいです( ◠‿◠ )